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「ヴァンプ*ヴァンプ」3/3
EXPLICIT!!!
このおはなしには、大人の表現が含まれています。
18歳未満の方は、続きを読まないで下さい。
「もっとして、て言い……さっきみたいに、飲んで欲しい、て言い……」
「卑……怯だ……俺の血抜いて、力が出ない時に、こんなとこで、こんな事……」
「こんな事……?おまえが反応してくれてたから、したんやで?……俺も、そうやったから……」
「っつったって……こんな、無理矢理……」
新一は大きく息を吐いてみる。力が入らないのに、一方で細胞が沸々と湧くような興奮状態が、体中を支配する。やりようのない感覚に、足元にひざまづく平次の衣服を、掴む。
平次はその反応を喜ぶようにこちらの顔をのぞき込み、口元を上げる。
「……おまえが嫌なら……」
彼は、その手を止める。瞬時に、体中の血をせき止められたような感覚が襲う。
彼を掴む手が、震える。彼は解っていたのだ。初めて吸血されて、こんな状態になる事を。思考が、コントロールできない。
「ある種の麻薬みたいに、感情が暴走するやろ?思ってる事、止めにくなるんや。ヴァンパイヤになったんなら、よほどの意志を持つか……」彼はこちらに、笑顔を向ける。愛おしそうな微笑み。「素直になるこっちゃ……お前、俺と生きてってくれるつもりで、血、くれたんと違うの?」
「はっと……り……」
「工藤、また、飲んで、て言うて……?素直に、して、て言うて?」
「バ……ロ……さっきから、全部おまえにやるって、言ってんじゃねーか……早く……しやが……れっ……」
「ええ子や……口に、出してええで……。飲んだる……おまえの全部を。……全部、俺のモンや……。俺も、やで?俺も、お前のモンやで……?」
平次はそう言うと、指で根元やその周りを撫でながら、先を口に咥え、味わうように、様々なやり方で舐めた。自分のそれを誰かが口の中に入れ、好きなようにさせている奇妙さと、舌の感覚が事細かに全身に伝わる不思議さとが、ぐるぐると回る。でもそれは、紛れもなく、幸福だった。その幸福感で、彼にもっといいようにされたいという、糸が切れる感覚が、やってくる。
彼が舌で確かめるようにしながら、口を、ゆっくりと奧まで押し込む。そしてリズミカルに大きく上下に動かし、その動きを、間断なく続ける。
意識が飛ぶ。吹き出した精を、平次は全て飲み干し、舐めてくれた。
思ったほど保たない自分や、してもらった事への恥ずかしさで、どこかに逃げ込みたくなる。でも口がカラカラで声が出ず、足も立たなかった。
その場にへたり込むと、平次は服を脱いで、その上にのし掛かってきた。
温かくて、しっとりした肌。彼は、横になって動けないこちらの体中を触り、キスをくれた。唇にも、さっき吐精したばかりのそれにも、丁寧に。
「くど……ほんま素直や……また、元気になってきたで……」
彼はくっくと笑うと、こちらの身体を半分に折り曲げるように、両足を持ち上げた。
「わ……や……め……はず……い……」
彼がキスしてくれる間閉じていた目を開けると、すぐそばのガラスの向こうに、薄い光に浮かぶオフィスビルやマンションが、いつものように、しかしいつもより静かに建ち並んでいた。唯一光る車のライトが、下の方を移動していく。目の前には、自分の足の間に、舌を覗かせた彼の顔。
彼は蕾にも、同じように舌を当ててきた。
「い……きなり……そっち……攻める……か……?」
こちらは身体の半分が床から浮いた形になっていて、なおかつ体中の力を絞り出した後のような脱力状態で、声を出すのがやっと。
彼は無視して攻め続けると、やっと口を離し、代わりに指を押し当て、こちらの表情を観察しながら、ゆっくりと中へ、押し込んできた。
「……嫌……か……?」
彼は最後にグッと力を込め、指を奧まで挿入する。我慢できずに、声を上げてしまった。側の壁と反対側の窓は、全開になっている。声はたてたくなかった。
「ホンマに嫌なら、そう言うて?おまえの言う通りにするから……」
彼の指は身体の中で遊ぶように、あちこちを撫で回す。何かを探しているようだ。
「はっ……あぁっ!!」
「ここ……なんやな?……止めた方がええなら……止めるけど……?」
声を上げたいのに、もう、喉を空気が抜ける乾いた音にしかならなかった。彼の指はこちらのその入り口を和らげ、その度に、入ってくる指を増やし、刺激する激しさを増してくる。
「好きや……ヴァンパイヤになる、ずっと前から……そやから血をくれるて言うてくれた時、ホンマに嬉しかったけど……俺も、お前の中に『俺』を入れたい……お前と繋がりたい……俺はお前の血しか飲まへんから、お前も、そうして?俺だけにして?血も、身体も、全部、……ずっと、ずっと……」
激しく指を動かしながらそう言った彼の顔は、少しだけ、泣きそうだった。こんなに、全部あげる、と言っているのに。全部もらう、と言わないと、ダメなのか。
右手を、やっとのことで持ち上げる。少し空をさまよったが、彼の頬をやっと捉え、そして、頷いて見せる。
彼はその指を抜き、顔を泣きそうなまま笑わせて、近づいて唇にキスをし、愛してるで、と耳元で、小さく言った。
目を閉じる。
彼が、ゆっくりと入ってくる。奥にくるほどそれを大きく感じ、押し入ってくる容赦なさに、受け入れる部分は熱を持って、腫れていく気がした。それでも、それを止めて欲しくはなかった。受け入れる痛みの分だけ、また彼に、自分を分け与えているような、そんな嬉しさがあった。
自分の中に、『彼』を思いっきり出して欲しい。彼の吐き出した精を、自分の中に溶け込ませたい。その喜びと、彼が自分の血を飲み下してくれた時のあの喜びと、どちらが大きいだろうか。
彼に激しく打ち付けられながら、半分薄れた意識の中で、そんな事を思った。
ー了ー
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